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2016/12/08国語コラム③【多数決】


彩希塾国語担当の倉橋です。

今日は「多数決」に関して、お話していきます。
公民で習う範囲ではありますが、
国語の文章にもよく出てくるテーマです。

「多数決」は何かを決めるときによく使われる手段です。
ジャンケンなどより「民主的」で、みんなの意見が反映された
結果だと考える人が多いかと思います。

しかし、「多数決」で決めたことが
「正しい意見」であると言うためには、
必要な条件があります。

それは「多数決に参加する全員が同じ能力」という条件です。
たとえば、100人で「多数決」をする場合、
1対99という結果であると「99」の方が意見として妥当となります。
しかし、仮に1対99であったとしても、
「1」がその道の専門家であり、「99」が何も知らない人々
であったらどうでしょう?
もしかしたら、「1」の方が正しいかもしれません。

世紀の大発見はこの「1」の意見に相当するような
専門家たちによって生み出されてきました。
アインシュタインやエジソンなど、
世間の常識と異なる考え方を持った人々が
大発見、大発明をしてきたのです。

つまり、「多数決」の前提である
「多数決に参加する全員が同じ能力」という条件が
成立しないかぎり、「多数決」が絶対的に正しい
と言うことはできないのです。

だからといって、自分のわがままでみんなの意見を
無視することも許されません。

そこで大切なのが「話し合う」「対話する」
ということです。公民の授業でも、
民主主義は「国民の話し合いによって政治の
方向性を決めていく考え方」であると習うはずです。
そのため、話し合いもせずに最初から
「多数決」を行って何かを決めることは
少数意見を無視するための「暴力」
と言うこともできます。

いかがでしたでしょうか?
普段から当たり前に行っていることの矛盾
を見つけていくのも国語の面白い部分です。

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