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2016/11/06国語コラム②【言葉】


こんにちは。
彩希塾 国語担当の倉橋です!!

本日は「言葉(ことば)」についてお話します。

私たちは言葉をコミュニケーションに使います。
相手に想いを伝えるためには
必ず言葉を使わなければなりません。
言葉の大切な役目の一つです。
ちなみに、広い意味での言葉には
絵、手話、音楽などが含まれます。

要するに何か意味があるものを
相手に伝えているわけです

しかし、われわれにとって言葉が
欠かせない理由は、他にあります。
実はわれわれは言葉がなければ
「考える」ことができないのです。

試しに何も考えないでみてください。

と、言った時点で
「何も考えないでみてください」という言葉で
理解してしまいますよね?
理解をするには考えないといけません。
何も考えないことを理解するためには
「何も考えない」という言葉が必要なのです。

このように、われわれには
何かを意味する手段が言葉以外にありません。

また、それに関連して「名づける」というのも
言葉の面白いはたらきです。
日本語を母語としている方にとっては
虹は「7色」が当たり前です。
しかし、英語のレインボーは「6色」なのです。
これは日本とアメリカにおいて
見える虹の種類が違うというわけではなく
同じものを見ているのに言葉によって
「名づけ方(見え方)」が違うということです。

先ほどお話した「言葉で考える」
ということを合わせて考えると
日本語で考える人は虹が「7色」に見え
英語で考える人は虹(レインボー)が
「6色」に見えています。
つまり、「言葉が違うと見えている世界も違う」ということになります。

これが、言葉を完璧には翻訳できない理由です
虹をレインボーと訳しても
同じものを指しているように見えて
実は違う見え方をしています。
異なる言葉を文字では訳せても
意味(難しい言葉で「概念」)が違っているのです。

こんな話も受験に出ることがあります。
高校受験・大学受験では頻出の内容です。
是非、参考にしてみてくださいね!!