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2025/05/31中学1年生から始める高校合格への道①:都立高校・私立高校・国立高校の違いと特徴について知ろう

みなさんこんにちは。
彩希塾の中村です。
今回は、みなさんに都立高校・私立高校・国立高校の違いや特徴についてご説明させていただきます。
学ぶ内容やその後の進路に合わせて、さまざまな高校がございます。都立高校や私立高校、国立高校の違いに関しても、何となく「私立は学費が高い」「都立は安い」などのイメージはあると思いますが、具体的にどの程度の差があるのか、入りやすさや人気はどうなっているのか、曖昧なことも多いと思います。
是非この記事をお読みになって、これから先のお子様の進路選択にお役立ていただけたらと思います(^^)
- 高校の主な種類
高校には都立、私立、国立高校関係なく、学ぶ内容や学び方に関して、大きく分けて以下のような種類があります。
*また、本記事では高等専門学校については、割愛させていただきます。
1-1. 普通科高校(普通科)
最も多くの学校がこの普通科高校で、多くの生徒が進学します。大学進学を目指す生徒が多く、基礎的な学力を身につけることが目的です。科目は国語、数学、英語、理科、社会など幅広く学びます。
1-2. 専門学科高校(専門科)
特定の分野に特化した学科を持つ高校です。例としては、音楽科、体育科、商業科、工業科、看護科などがあります。専門的な技術や知識を在学中に身につけ、卒業後はその分野で働くことも目指せます。
1-3. 総合学科高校
幅広い分野の科目を学びながら、比較的自分の興味や進路に合わせて科目選択ができる高校です。進学だけでなく、就職も視野に入れた教育を行います。
1-4. 定時制・通信制高校
働きながら学びたい人や、通学が難しい人のための高校です。授業は夜間や通信で行われ、自分のペースで学習できます。
2.都立高校とは
東京都立高校(都立高校)は、東京都が運営する公立の高校で、多くの中学生にとって進学先の選択肢の一つです。
2-1主な特徴
- 地域に根ざした教育
都内各区や市に多くの校舎があり、通学しやすい場所にあります。 公立高校(普通科が多い)なので、標準的なカリキュラムに沿って学習します。標準的な学力を身につけ、基礎学力の向上を重視し、大学進学を目指すコースも充実しています。
- 部活動や学校行事が盛ん
スポーツや文化活動も活発で、バランスの取れた学校生活を送ることができます。
- 学費
私立高校に比べて授業料が低く、経済的負担が軽減されます。
授業料:公立高校の授業料は全国一律で、年間118,800円(2023年度現在)です。
入学金:入学時に一度だけ支払う費用で、5,650円です。
制服代:制服や体操服などの購入費用が必要です。約5万円〜10万円程度です。
修学旅行費:修学旅行だけではなく、遠足の費用も別途かかります。
部活動費:部活動に参加する場合、使用する道具や大会等の遠征費などが必要になることもあります。
2-2入試の特徴
- 入試方法(一般入試)
最も一般的な方法で、筆記試験(国語、数学、英語、理科、社会)を中心に行われます。基本的には全都立高校で共通の問題が使用されますが、学校によって独自の入試問題を出題する学校もございます。また、高校によっては面接が行われることもあります。最近では、英語でスピーキングテストが2022年度入試より導入されました。
*調査書(成績)と学力検査点の詳しい説明につきましては、本記事では割愛させていただきます。後日別の記事にて詳しく掲載させていただきます。
- 入試方法(推薦入試)
学校推薦や特別な資格を持つ生徒向けの選考方法です。推薦入試は、面接や調査書の評価を重視します。
2-3倍率
- 東京都全体での倍率(2025年度)
学校や学科によって異なりますが、人気校は競争率が高くなることもあります。
2025年度の全日制全体の最終応募倍率は1.29倍で前年度(1.38倍)と比べ0.09ポイント下がりました。主要な学科の応募倍率は以下の通りです。 ( )は前年度の倍率です。
普通科1.36倍(普通科男女合同1.47倍),コース制1.23倍(1.63倍),普通科単位制1.34倍(1.46倍),専門学科は1.01倍(1.04倍),総合学科は1.25倍(1.33倍)でした。
- 東武練馬駅、近隣高校の最終倍率
板橋高校:1.35倍、大山高校:0.66倍、北園高校:1.70倍、高島高校1.03倍、井草高校:1.29倍、石神井高校:1.68倍、田柄高校:0.74倍、練馬高校:1.04倍、光が丘高校:0.68倍、板橋有徳高校:0.97倍、大泉桜高校:1.17倍
3私立高校とは
私立高校は、公立高校とは異なり私企業や学校法人が運営する高校です。多様な特色や教育方針を持ち、進学や進路に合わせてコースが選択できる魅力的な選択肢です。この記事では、私立高校の特徴やメリット、入試の仕組み、学費について詳しく解説します。
3-1主な特徴
- 多様な教育内容と特色
私立高校は、スポーツ、芸術、国際交流、専門技術など、さまざまな分野に特化した学校があります。自分の興味や将来の夢に合わせて選ぶことができます。
- 教育の自由度が高い
カリキュラムや授業内容、校風などが学校ごとに異なり、特色ある教育を展開しています。
- 進学実績が高い学校も多い
難関大学への進学を目指すコースや、専門的な資格取得を支援するプログラムを持つ学校もあります
- 学費
私立高校の学費は、公立高校に比べて高めですが、その分、教育内容や設備、進学指導などに充実したサポートが提供されています。以下に、一般的な学費の概要とポイントをまとめました。
授業料:年間で約30万円〜50万円程度が一般的です。学校やコース、地域によって異なります。
入学金:入学時に一度だけ支払う費用で、約10万円〜20万円程度です。
施設費や教材費:制服代や教材費、校外活動費なども必要です。これらは学校によって異なりますが、年間で数万円〜数十万円かかることがあります。
制服代:制服や体操服などの購入費用が必要です。約5万円〜10万円程度です。
修学旅行費:修学旅行や遠足等の郊外活動の費用も別途かかります。
部活動費:部活動に参加する場合、使用する道具や遠征費などが必要になることもあります。
*高校ごとに、かなりの差が生じます。また、各高校独自の支援制度、特待生制度があります。すべての気になる高校の説明会に、足を運んでいただく必要がございます。
3-2入試の特徴
私立高校の入試は、公立高校と比べて多様な選考方法があり、学校ごとに特色があります。以下に、一般的な流れとポイントを解説します。
- 一般入試
内容:国語、数学、英語、理科、社会などの筆記試験を受けて合格を目指します。
特徴:最も一般的な入試方法で、多くの受験生が受験します。
*主に3教科(国語・数学・英語)の筆記試験と面接が一般的ですが、作文や小論文を課している高校もあります。それぞれの学校が独自の問題を出題し、学校によって傾向や形式が異なります。
- 推薦入試
内容:中学校の成績や推薦書、面接、作文などを基に選考します。
特徴:学校推薦枠を利用して受験でき、筆記試験が免除または加点措置が施される場合もあります。各高校にて行われる入試相談に参加した場合、一般入試よりも合格しやすい傾向があります。
- AO入試(アドミッション・オフィス入試)
内容:学校独自の選考基準に基づき、面接や課題提出、自己PRなどを行います。
特徴:個性や意欲を重視した選考方法です。
*こちらは、私立通信制高校のごく一部で行われます。
3-3倍率
- 東京都全体での倍率(2025年度)
学校や学科によって異なりますが、人気校は競争率が高くなることもあります。
中間倍率は2.97倍となり、昨年の2.95倍に比べ、0.02ポイント増加しました。男女校別の中間倍率は、男子校3.55倍、女子校0.92倍、男女校3.39倍となり、普通科・専門学科別の中間倍率は、普通科3.03倍、専門学科1.50倍です。都立高校と比べ、全体としても倍率は高くなっております。しかしながら、人気上位の高校が7倍~10倍以上の数字が出ているため、その差が生じているのかと思われます。
4国立高校とは
国立高校は、国が運営する高校で、全国に数校しかありません。また、国立高校は国立大学付属の研究校です。そのため、大学で行われている研究や実験に協力するという目的があることから、国立高校では個性のある教育が実践されています。
4-1主な特徴
- 高い学術水準
国立高校は、全国の中学校から優秀な生徒が集まるため、学力レベルが高いです。理系・文系ともに充実したカリキュラムを持ち、深い学びを追求します。また、科学研究や学術発表、文化・スポーツの活動も盛んです。 海外の学校との交流や留学プログラムも積極的に行われています。
- 教育環境と校風
厳格で規律正しい校風:規律や自主性を重視し、自己管理能力を育てる教育方針です。また、優秀な教員陣研究や指導に熱心な教員が多く、学習支援も充実しています。
- 進学実績
難関大学への進学率が高く、特に国立大学や有名私立大学への進学者も多いです。
- 学費
国立高校は、国が運営する公立高校の一種であり、学費は非常にリーズナブルです。私立高校と比べて経済的負担が少なく、質の高い教育を受けられます。
年間授業料:約120,000円(2023年度現在)
入学金:56,400円(2023年度現在)
教材費・副教材費:年間で数千円〜数万円程度
制服代:学校によって異なりますが、約5万円〜10万円程度
校外活動費:修学旅行や遠足、クラブ活動費なども別途必要です。
授業料免除・減免制度:家庭の所得状況に応じて、授業料の免除や減額が認められる場合があります。
4-2入試の特徴
国立大学附属高校は、基本的に一般入試が主となります。5科目(国語、数学、英語、理科、社会)を中心に行われます。高校ごとに、各科目の点数配分等異なるため、学校説明会へのご参加・資料請求等を行っていただく必要があります。試験内容も難しく、問題も高校ごとに特徴があるため、過去問を用いてしっかりと対策をする必要があります。
4-3倍率
- 東京都全体での倍率(2025年度)
東京都には、国立大学付属高校は5校あり、各高校の倍率は以下となります。
筑波大学附属駒場高等学校:2.80倍、筑波大学附属高等学校:3.29倍、東京学芸大学附属高等学校:3.69倍、お茶の水女子大学附属高等学校:2.32倍、東京科学大学附属科学技術高等学校(旧東京工業大学附属科学技術高等学校)2027年4月移転・開校予定
5まとめ
本記事では、都立高校・私立高校・国立高校の違いと特徴について、簡単にまとめさせていただきました。
都立高校では、入試科目や入試方法も統一されており(一部自校作成校等は除く)、対策はしやすくなっております。しかしながら、私立高校、国立大学附属高校につきましては、各高校の特徴がかなりあるため、個々での対策が必要となります。
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